同じスポーツの動きでもなぜ違う?筋肉痛になる箇所と正しい体の使い方

こんにちは。
パーソナルケア&トレーニングReset院長の下小城です。
私は最近、テニスの壁当てをしました。
過去に世界でプロテニスプレイヤーとして活躍していのですが、今回は5年ぶりの練習となり、一緒に練習を行った私の友人は次の日に腕が筋肉痛に。
対して、私は腹筋が筋肉痛になりました。
同じ動きをしていても筋肉痛になる箇所が違うということは、体の中心を使っているか腕の力だけで打っているかの違いです。
また、テニスだけではなく、スポーツもランニングもですが、お腹から使えていると力を入れずにより高いパフォーマンスを生み出すことができます。
本日は、同じスポーツの動きでもなぜ筋肉痛になる箇所が違うのかと正しい体の使い方ついて解説していきます。
スポーツにおける動作の本質
あらゆるスポーツにおいて、速く走る、高くジャンプする、ボールを投げたり蹴ったりするという動作にはコツがあります。
一言でコツといっても小手先の技術ではなく、もう少し本質的な身体の使い方のことです。
”動作の本質”といえるそのポイントとは反動・捻転・ムチ動作の3点です。
「反動」とはジャンプする際に一度しゃがみこんだり、ボールを投げる前に腕を後に引いたりする動作のことです。
「捻転」は体幹を捻るようにずらして回転させることで大きな力とスピードを生み出すことができます。
「ムチ動作」は手足をムチのように使って体幹で生み出したパワーを、手足などの末端部分に伝える動きのことです。
体幹の上部と下部を捻ることでパワーを生みだす
特に重要なのは体幹の捻りです。例えばバットをスイングする際は腰が先に回転し、やや遅れて肩がついていきます。この時間差によって体幹に捻じれが生じ、より大きなパワーを生み出すことができるのです。
体幹にある腹斜筋などの筋肉は、この捻りによって大きなパワーを発揮しますが、腰と肩が同時に回転が同時に動いてしまうと、しっかりとしたパワーが生み出せません。
スポーツの世界には昔から「腰を入れる」「タメを作る」という言い方があります。
それは体幹部の捻転を指しているという意味です。
このような体使い方の違いによって、同じスポーツで同じ動きをしていても筋肉痛になる箇所が違ってくるということになります。
あなたは正しい体の使い方ができていますか?
体を鍛えることも大事ですが、使い方も覚えるのもスポーツを行う際には大切です。
私は、プロテニスプレーヤーだけではなく、引退後にトレーナーとして活動していた経験もございますので、お一人お一人に合った体の使い方をご提案できます。
より高いパフォーマンスを出したい方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
一緒により良いスポーツライフを目指しましょう!