驚異の復帰率「トミー・ジョン手術」その裏側に隠されたリハビリの重要性

こんにちは。
パーソナルケア&トレーニングReset院長の下小城です。
最近、よく「トミー・ジョン手術」という名前を聞きますが、その術後の復帰率などが話題になっていて、メジャーリーガーの前田健太投手もこの手術を受けています。
プロの選手だけではなく、もちろん青少年の怪我もいけませんが、怪我をしてしまったらどうしたら良いのか?
今回はトミージョン手術の復帰率の裏側に隠されたケアやリハビリについてご紹介していきます!
トミー・ジョン手術とは?
トミージョン手術とは、損傷した靱帯を切除したうえで、患者の反対側もしくは同一側の前腕や下腿、臀部、膝蓋腱などから正常な腱の一部を摘出し移植することで患部の修復をする手術のことを呼びます。
1974年に初めてこの手術を受けた投手のトミー・ジョン選手にちなんでこの名称がつけられました。
野球以外にも主に肘系を使ったスポーツ、やり投げなどの選手もこの手術を受けるそうです。
なぜトミー・ジョン手術が驚異の復帰率と呼ばれているのか

引用元:https://89-j.com/tommy-john-surgery/
復帰までにかかる時間
移植した腱が靱帯として患部に定着するまでに時間がかかるため、術後には長期に渡るリハビリを行う必要があります。
だいたい2か月をかけてひじの可動域を元に戻していくトレーニングを行い、日常生活において支障なく腕を動かせるようにしたあと、軽めのウエイトトレーニングを開始します。
それから徐々にウエイトの量を増やしていくのと同時に、腕全体を強化するためのさまざまなトレーニングを始め、日常生活や通常の運動ができるまでに回復したと判断された時点で投球を再開し、通常だとここまでの回復に約7か月間もかかるそうです。
実戦復帰には12か月から15か月が必要となり、一般的に術後18か月で故障前と同レベルの投球ができるようになるとされています。
驚異の復帰率
トミー・ジョン手術が考案された1974年当時、成功率は1%にも満たないとされていました。
しかし、1986年から2012年までにトミー・ジョン手術を受けたメジャーリーグ傘下の投手を調査したところ、83%がメジャーに復帰し、マイナーも含めると97%が実戦復帰を果たしたという実績が残っています。
成功率向上の要因としては、手術そのものの技術的進歩があったからではなく、リハビリテーション、ケアの知識と方法の著しい進歩と改善によるものだと考えられています。
その患部に合った、しっかりとしたリハビリやトレーニングを行うことで手術前と変わらないパフォーマンスが出せることが証明されましたね。
パーソナルケア&トレーニングReset院長の想い
無闇やたらにリハビリをしてもパフォーマンスは戻らず低下してしまいます。
さらに再発を防ぐためには、怪我の理由が筋力不足かパフォーマンスの仕方が悪いのか、原因を突き止めなくてはなりません。
私はこれまで幼少期から多くのスポーツを経験し、海外でテニスのセミプロとしても活躍してきました。
もちろん怪我をした経験もありますので少しでも皆さんの気持ちに寄り添えたらと思っております。
怪我をして悩まれている方、悩んだ経験のある方は是非当院までお気軽にご相談下さい。